2008年6月7日

エンジンOHその4


ず〜っと雨で2週間いじれず・・・


腰下を載せます。



クラッチはプル式。
1年前に純正で綺麗にOHしてあったので、レリーズなどはそのまま使います。



既に組み立て後です。画像で、レリーズベアリングは向こうへクラッチを引っぱります。
レバーは支点のシャフトを抜かないと外れず、外さないとエンジンは下ろせません。

左下のレリーズの穴のダストブーツを外し、その隙間からシャフトのクリップを取り、シャフトを
ミッションハウジング内へ「落とします」。
一度シャフトを抜くと戻せないので、ちょっと覚悟?が要ります。
組み立て時は、レリーズベアリングをクラッチから外して、このように組みつけておき、
エンジンドッキング後、レリーズレバーを手で動かしてクラッチに押し込めば完了です。




戸田製軽量フライホイール。5.3Kg。
私には必須アイテムです。



クラッチは、ニスモの強化。カッパーミックスです。
右が強化品。
径も10mm大きいです。
ダンパーがないのがどうなるか心配でしたが、発進時に少しミッションのガラ音が出ますが、
我慢できるぐらいの音です。



真ん中に上記のレリーズベアリングが嵌まります。
今回、カバー、ディスクを中古で購入したのですが、
ん?



(純正にはある)爪のようなものが・・・



折れてます。。。

移植して対応。
無いと切れが悪くなるのかな?


画像撮り忘れましたが、フライホイール、クラッチをエンジンに取り付けます。
センター出しはいつもの「目視」です。
(ツインやトリプルでは難しいでしょうけど)



助手席側のドラシャ。
こちらはフランジなので、脱着は簡単です。



問題の運転席側。
先に書いたように、デフを開けてコジって抜くまでは良いのですが、完全に抜かないとエンジンが
下りません。



ナックルの下側の2個のナットを外し、フリーにしてドライブシャフトを抜きます。
(スタビリンクも一応外しました)
ハンドルを左にいっぱいに切ってやらないと完全には抜けません。
嵌めるときも同様にします。



ドッキング。



エンジンマウント&ブラケット(アルミ製)はドッキングしてからでも組みつけられます。
かなりジャマなので、下ろす時も先に外し、載せる時は後からが良いでしょう。
(ヘッドと別々に下ろし、載せる場合)


エアコンのコンプレッサーもジャマです。左前に向かって配管部で吊っておきます。
パワステポンプもジャマですが、特に何もしなかったです。



運転席側。
配線やら配管やらフロントデフやらジャマが多く結構タイヘンでした。
ヘッドが付いてたらもっとタイヘンかな?



デフオイルはヘッドを付ける前なら上からホースで入れられます。



ドライブシャフトをガコっと押し込んで、ナックル下のナットを付けます。



オルタネーターを付けます。
ブラケットはウォーターポンプと共締め。
すっかり忘れていて、一度ボルトを抜いて締めなおしました。
漏れるかも、と心配でしたが大丈夫でした。



セルを付けます。
これ、ミッションを単体で下ろす時は当然外すのですが、かなり苦労するそうです。
この状態だとあっさり脱着出来ますが。



パワステポンプ、エアコンコンプレッサーを付けます。
パワステポンプブラケットはヘッドとも締めますので、この段階では仮締め。



この2本のミッションのボルト、ヘッドがないのでこの状態で抜けますが、ミッションを下ろす時は
プロペラシャフトを抜いてミッションを下げて傾けないと外せません。


ヘッドを載せる前にタービンを付けます。

その5へつづく