2007年5月14日

また広島県にある、TSタカタへ行ってきました。



今回もよしださんを誘っていたのですが、またクルマが間に合わず会えませんでした。
が、ワタナベさんが来てくれました。お互いのことはHP上でしか知らないのですが、わざわざ
会いにきてくださって本当にうれしかったです。


到着したのは朝5時半頃。道の駅で8時まで仮眠しました。
というか、8時にはもう暑くて、それで目が覚めてしまいました。到着したころは寒かったのに。
やはり5月ですね。
道の駅からタカタへ向かう途中の温度計はすでに19度。これではタイムは厳しいです。

今回の自分の予想(目標)タイムは、63秒フラットです。
コース改修などの影響はワタナベさんのタイムアップ幅から、あとはインプのレベルアップ分。
とはいえ、一昨年の11月の65秒8から約3秒はちょっと欲張りすぎかな、とも思ってました。

タカタへ着くと、青いロドスタが。
私が入っていくと、隣のピットへ誘導してくれました。この人がワタナベさんかあ、という瞬間でした。
会ったこともないのにお互いのクルマが分かるっていうのも妙な感じ。。。

他のお二人(ヤジオさん:オレンジ号、ミムラさん)とも、すぐに挨拶をして準備です。
(っていうかワタナベ組のトップ3勢揃い。。。大歓迎していただき、泣きそうでした。平日なのに。)

3人ともすごく仲が良くて、ライバルで、レベルも高くて、いい年なのに子供みたいで(笑
(最初、ミムラさんは、若い初心者かと思ってしまって、年を聞いてビックリしました。)
3台ともB6だったのもすごい事ですよね。

ワタナベ組はR−Junkieよりイイ雰囲気かもしれないと思いました。
うちは体育会系は少なくモロ技術系の人間が多いので、素直じゃないのかもね?

−−−−−−−−−−−−走行偏−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

とりあえず1本目。
ギヤ比の確認や、コースを思い出します。
が、タイム掲示の見方を忘れてしまい、何秒で走っているのか全く分からず。。。
(最新:自分のタイムは一番下に表示されるんでした。)
難しいコースな上に全くセッティングが変わってしまっているので、最初の走行で色々確認する
必要があるのですが、とりあえず全然乗れてない事だけがはっきりしました(笑
あと、リア内輪の浮きがガクッと前後に影響し、かなり違和感を感じました。
作手では最終コーナーで少し気になる程度なんですが・・・
ピットに戻ると、それでもワタナベさんから3秒台出てたよ、と言われ、ホッとしました。
※1本目ベスト:63秒837

ワタナベさんが走行しているのを見学。
印象は、「滑らか」です。
ガンガン逝ってるのが伝わってくるもんだと思っていたので、予想外でした。
今日は遊びなので、羽なし、ダメと分かってる16インチ、だったのもあるようですが。
タイムは65秒ぐらい?だったと思います。

戻ってきて話をしていると、乗って欲しい、とのこと。
尖ったクルマは乗りにくい、が普通なので、躊躇いましたが、自分のインプも乗ってもらいたいので、
乗らないわけにはいきません。
恐る恐るコースインして走り出すと、アレ?でした。
ダンパーはKYBベースなので、想像は出来てたハズなのになんかしっとり感がすごいです。
ハンドリングは重ステなのにキックバックも少なく素直です。
エンジンは普通のフィーリングで178NB号ぐらいの加速感で、問題もありません。
ちょっとケツを出しても破綻せず、予想どおりの振り幅で収まります。
シフトもしっかり入り、ミスも出にくい感じです。
やっぱり乗らないと、ですね。何時間も語りあうよりお互いのクルマに乗れば伝わります。
理解し合えます。
ん!となったところで、ちゃんと走ってみてとりあえず70秒ぐらい。

《ワタナベ号のインプレ》
・ハンドリング
  オフセットの深いホイールのせいだと思われますが、グリップ感が希薄。
  重ステなのもあり、クイック感はほとんどありません。
  前後バランスは絶妙。どこにも違和感は感じませんでした。
  ヘアピンで切っていった奥でステアが軽くなる感じもオフセットのせいでしょう。

・エンジン
  トルクあります。クロスミッションもあり、気持ちの良い加速です。
  いい感じでスピードがのって来て、遅さは全く感じさせずです。
  が、フライホイールが重く、レスポンスは鈍く感じます。
  もちろん加速時は関係ないですが、アクセルを抜いた時の印象です。
  ただ、強いエンブレや、シングルスロットルのドン突きを嫌う場合はありです。
  個人的には嫌いではないです。
  ただ、周りのロドスタが皆尖った方向を向いているので、新鮮でした。

・アシ全体
  前後バランスがイイだけでなく、コーナリング時の姿勢がいいです。
  少し前下がりの車高設定でしたが、リアの腰高感もありません。
  素直にストロークし、バネ、ダンパーがキッチリ抑え、タイヤが暴れる感じもみられません。
  安心感がすごくあり、操作系に慣れればあと1〜2秒くらいは簡単に縮められそうです。
  ヒール&トゥでミスってシフトロック気味になっちゃってもスパッといくこともないです。
  かなりフトコロの深いセッティングと思います。
  ただ、エンジン、ハンドリング、アシ、全体的にリズムは遅めでした。
  好みの問題でもありますが、178天狗や角さんのイメージではないです。
  (速い人は速いリズムが好きなんだと思っていたので意外でした)
  私はこのぐらいのリズムが好きです。が、作手でタイムを狙うとなると辛いかも。
  (ラジアルだけならこれでもいいですけど、048だと、です)

  ※ハイパコですが、変更前を知らないのでハッキリ言えませんが、アシの印象として、
   やはりバネが減衰を持ってる、という感じです。
   通常のストローク感の上になにか別の減衰を感じました。
   あえて言葉にすると、ダンパーはストロークスピードの変化で減衰は変化しますが、
   それに左右されない、別の減衰がプラスされてる、という感じでしょうか。
   作手や街乗りの方が分かりやすいかもしれません。
   インプでテストするのが楽しみです。


そして、ワタナベさんにインプを乗ってもらいました。
何も言わず、試乗のつもりで、です。
2周だけ乗って、63秒911。さすがですね。
これで私のココロは決まりました。

インプで2本目。
とにかくここで自分の結果は残さねばなりません。
大事に、かつ大胆に。3周目からアタック。
63秒016! 目標達成。でもまだイケる!
63秒308。。。 失敗。まだまだ!
62秒640! OK! 終了〜(そして多分タイヤもココで終了っぽかった)

戻ってから、私の気持ちをワタナベさんに相談し、なんでよしださんと一緒に来たかったのか
説明しました。(もちろんよしださんにはまだ何も伝えてません。)

少し考えたあと、やらせてくださいとのお言葉。ホントにうれしかったです。

【ワタナベさんアタック】
どれぐらいが目標なの?と聞かれ、61秒台です、と返事しました。
複雑そうな顔でした。
そして助手席を外し、アタック仕様へ。
ガソリンも補給して、万が一の燃欠もないように。
午前の時間の最後残り10分になってコースイン。

1周目:64秒181
2周目:62秒162! 惜しい!
3周目:途中でスローダウン
4周目:クーリング
5周目:再アタックで63秒004
6周目:62秒211

動画を見ていただければ分かりますが、走り方が私と全然違います。
動画は2周目までと、5、6周目の2本あります。
(すいません、そのままアップしちゃいました。ワタナベさんとインプの状態を伝えたかったです。)
私がコースを知らないがために、シフトポイントやラインなどを全てこの数周で見つけ、
タイムに繋げてくれました。
すごいことです。すごい技術です。現場でも動画でも、見て感動しました。

初めてのクルマ、048でのアタック。そしていきなりの依頼。
実際には、左前タイヤが終わってしまっていたり、気温が高過ぎたり、かなり厳しい条件でした。
十分以上の結果だと思います。ありがとうございました。
1秒台が無理だったという原因もはっきりしました。
シフト関連の問題も直したいと思います。
また次回、その次、と行くつもりでいます。1分切り目指してますのでよろしくお願いします。
(よしださんと競いあってくれると尚うれしいです。)

《インプの仕様》
エンジン GDB−A型用腰下流用エンジン CPUはパワーFC
     AVC−R ブースト設定1.15k

ミッション 前期用クロス+4.111ファイナル
デフ センターデフは50:50のフリー リア機械式LSD1.5WAY

ホイール:(F)10J−18 off38
     (R)9J−17 off48+15mmワイトレ
タイヤ :(F)265/35−18 A048M 3部山
     (R)235/45−17 A048M 7部山

車高調 GABプロッソZero F:1段目 R:1段目

バネ F:16k+アシスト6k R:10k+ヘルパー0.5k

スタビ F:なし R:19mm(3段目)