2006年4月9日
リアの内輪の空転対策でリア機械式LSD導入です。基本的に機械式反対派ですが、やるだけやってみます。
当然タイムアップに貢献しないと判断したら他の方法を試します。
また、ついでにリアのラテラルリンクをピロ付きのものに換えます。
ラテラルリンク左右で4本です。スタビリンクブラケットがない方が車体前側に取り付く方で、
純正リンクにクスコのピロが組まれたもの(中古)。ブラケットがある方が後側につく方で、STi製(中古)です。
オークションで安かった(8000円)ので買いました。新品だと3万円〜。
STi製のリンクはナックル側がブッシュでスタビリンクによるリンクのねじりに対応しています。
ここがピロになるタイプもあるのですが、スタビリンクの取り付け場所が変更になるので、今回はこれにしました。
STi製のは本来ピンクっぽい色なのですが、これは黒く塗ってあって目立たなくていいです。
デフを下ろす作業開始です。
ジャッキアップしウマをかけ、マフラー、スタビリンクなどを外したところです。
マフラーはリア側のみ外しました。
デフの前側のカバーを外し、プロペラシャフトを外します。2分割のペラシャなので、
ボルトを4本抜いたらずらして落としておけばOKです
。
ドラシャをデフから抜くためには、ラテラルリンクを外す必要があります。
なので今回は一緒に作業しました。
ドラシャは内部でCリングで引っかかっています。バール等でこじれば、簡単にガコッと外せます。
前側のメンバー(Tメンバー)から長いボルトでデフケースが止まっていますが、
これを完全に抜いてからデフを前にずらして抜きます。
ブラブラまとわりついてくるので、Tメンバーに下からつっかえ棒をしておくといいでしょう。
パンタジャッキでゆっくり下ろしました。
それからデフ後側のナット2個を外し、前へずらすとデフが下ろせます。
これは載せた時の画像ですが、下ろす時もこんな感じです。
今回はケースごとを中古で買いました。ATS製(と思われる)1.5WAY。
一応ファイナルが4.111であることを確認しました。37/9の刻印がありますが、
数えてもあってました。
デフオイルはクスコを選択しました。チャタリングが少ないらしいとのこと。
イニシャルは少しでも小さいほうがいいかな、と。
フタを開けた理由はもう一つ。この状態でデフを立て、オイルを入れてしまいます。
下ろす時にもオイルはこぼれなかったので、載せるときも大丈夫なはず。
載せれました。オイルはこぼさなかったです。
ドラシャの差込は、そ〜っとデフに引っかかるまで挿入してから、ナックルを持ってちょっと抜き、
勢いをつけて押し込めばあっさり入ります。力加減は少しずつ強くしていった方が無難です。
ラテラルリンク(ピロ付き)を取り付け、トー調整用のカムは元の状態で締め付けます。
(カムの位置をもとに戻しても多少トーがずれました。調整したほうがいいです。)
スタビリンクを付け、マフラーをつければ完成です。
初めての作業でしたが、約3時間でした。
イニシャルトルクの測定。この測り方であってるのかな?
反対側は接地させ、サイドブレーキはもちろん解除。
8〜9kg・mでした。こんなもんでしょうか?
【インプレッション】
チャタリングはありません。出来ればあまり効かないほうが良かったのですが、
2速でアクセルオンで真っ直ぐ行こうとします。効いてます。
フロントにアシストを入れてから出ていなかったプッシュアンダーが出る可能性がありますね。
まあ、作手を走ってから判断します。
4/17追記
DCデフフリーでもかなりコントロール性は上がりました。ブーストロックありでは、
立ち上がりで今までより早く踏め、ラインに乗せやすいです。が、タイムアップは
ごくわずかです。懸念のプッシュアンダーもなしです。
気温も高めでしたが、私が0.045秒ベスト更新、178天狗が0.1秒落ち、
という結果です。ただ、印象はとても良いので、パワーアップしてくると、
効果が大きいのかもしれません。(希望的予測)
まあ予想通り、タイヤのグリップが上がる訳ではない=コーナリングスピードが
向上する訳ではないので、こんなもんでしょう。弊害が無くてホッとしました。
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