2007年7月18日
ブローの検証、調査の結果、排気温度が高かったのではないか?とのことで、
燃調及び点火時期設定の不良、という結論に達しました。
特に全開高負荷時より、高回転での低負荷走行時があやしそうです。
空燃比計のセンサーを3個壊してますが、だいたい「単独で」高速道路を走った後です。
1個目がSLYの行き、2個目が作手の帰り(178天狗が一緒じゃない=飛ばした)、
3個目がタカタの帰り(行きはゆっくりだった)でした。
状況証拠しかないので、推測ですが。。。
ということで対策は、見ていなかった排気温度を今後はチェックします。。。
ただ、なぜ右バンクだけ?ということもあり、これについては検証後報告します。
ではエンジン製作に入ります。(仕事&天気のせいでなかなか進まない。。。)
ヘッドはそのまま使います。バラシもしません。合面を綺麗にするのみ。
歪みも確認しないでおきます。。。
ブロックはキズだらけなので要ボーリングです。
ピストンは純正よりも安いマーレにします。0.5mmオーバーサイズのφ92.5になります。
ピストンクリアランスは、純正0.01〜0.03に対し、マーレの推奨は0.045〜0.055ですが、
パワー狙い(競技用)の場合、さらに0.015〜0.020mmほど多めにしてください、とあります。
またお願いしたショップでもそうしてるようなので、0.06〜0.07狙いとしました。
クランクはSG9用を使用。
コンロッドは純正新品を使います。当然メタルは全部新品。
ヘッドガスケットはパワーエンタープライズの1.1mm
タイミングベルトもついでにパワーエンタープライズの強化品。
カムは変えないことにしました。
第一の理由はコスト、第ニにバルブクリアランス調整をしたくない(笑、第三に効果。
GDBのブーストアップでは上でブーストがタレて(タービン限界)、およそ350ps。
カム、インマニ、ヘッド、インタークーラーが劣る今回の仕様では、カムで補えるかもしれませんが、
下がなくなって上もそこそこ、という状態になりかねません。なので、様子見にします。
とりあえず今回は、MAX380ps、45kg・m、8500rpmに耐える腰下が目標です。
ではヘッド。バラシは終わってますので、綺麗にします。
ブローした右ヘッド。オイル上がりによりベッタリです。
プラグもこの状態。。。
左バンクのプラグ、真っ白です。やっぱ排気温度が高い?
綺麗にするといってもこの程度。左ヘッドの汚れ具合の程度に合わせます(笑
ボーリング済のブロック。
ブロックは少し歪みが大きいとのことで面研修正もしてもらいました。
以下は自分のメモ代わりの画像です。
右ブロック上
右ブロック前
右ブロック下
右ブロック後
左ブロック前
左ブロック下
左ブロック後
次回は組み立てながら各部品の比較をしていきます。
その3へつづく