2008年9月23日


インプではノーマルのままでしたが、レスポンス改善になるのかと思い、ブローオフを変更します。

ブローオフバルブは、タービンの保護が主な役割ですが、ブーストが掛からないパーシャルでも
タービンが自由に回転する、アクセルを急に閉じても圧を抜くことでタービンが惰性で回転する等
の理由で、結果ブーストが掛かり易くなるのでは、と考えています。
逆に、ブローオフを外すことでレスポンスが良くなる、という人もいます。(どっちか言えば多数)

社外品の大気開放のものは、アイドリングの負圧では開かないように設定して2次エアの吸い込み
が起きないようにしてあり、アクセル全閉で作動するようになっていますので、パーシャルでは
積極的に開きません。
また、チューニングすると当然ブースト圧が上がり、純正のブローオフでは容量不足となり開いても
抜けが悪いとやはり急閉時にタービンの回転を落とすことになります。
純正のブローオフはバネが弱く「ブーストが抜ける」から強化する、という意見がありますが、
ブローオフバルブの構造上、私には理解できません。

ブローオフの取付場所ですが、タービン直後かスロットル直前かでも効果が違うと思います。
個人的にはタービン直後が良いと考えてますが、RB26はスロットル直前です。
インプは、前期型はタービン直後ですが、中期以降でスロットル直前に変更されました。



BNR32のブローオフは右フェンダー内です。
インナーフェンダーを外すとあります。
一箇所取付ボルトがないのは、キャスターを増やすためにテンションロッドを調整式にしてひっぱったら
干渉しそうだったため外しました。インナーフェンダーも少し切りました。




下からの画像です。画像上がエンジンルーム側です。
インタークーラーのホースが見えます。バンドで締めてあるのは前オーナーがやったようです。

右上側から圧を抜き、左上側からクルマの反対側のエアフロ後まで配管を通して戻ります。
大気開放にすると、配管全てが外せますので軽量化の効果は大きいでしょう。



外したブローオフ。純正は2個並列で付いており、容量を増やしています。
右が今回交換するもの。




トラストのRタイプブローオフ。
トラストのGT−R用はRタイプしかないです。
選んだ理由は、純正同様タービン前にリターンするタイプで大気開放でないからです。
一応キット内に大気開放仕様も出来るように部品が付いてきます。
青いゴムホースはビニールで表面が覆われており、環境による(雨が入る場所)劣化に
気を使ってくれています。
(ちょうど発注した時に例の倒産騒ぎで・・・がんばって欲しいです。)




上から垂れ下がってるステーは外します。
エンジンOHした際にやり残していたインタークーラーのホースも今回変更します。

ステーを外すためには、



ラジエターのリザーバータンクの裏からボルトを外す必要があります。
バッテリーをずらして、M6ボルト、ナット各1個で外れます。




この2本です。



頑丈なステー。
ブローオフ本体もかなり重いので、結構な軽量化になるかと思います。



すっきりしたフェンダー内。
画像右上のステーも外してキット内のものに換えます。



インタークーラーパイプを付け、



ブローオフをつけます。
エンジンルームから生えてる配管の1本にメクラをします。(キットに付属)
手持ちのシリコンホースが足りなくて、純正再利用です。
本体にエルボとタケノコが付いてますが、これはキットに入っていません。
バルブの動作上必要?な開放穴でPT1/8穴があいており、私のクルマはインナーフェンダーを
切ってしまっているので、向きを下に向けたかったので。
取説にはこの穴について何も書いてありませんでした。



インナーフェンダーを戻し、完成。
偶然ですが、ハンドル切るだけで調整できそうです。

ただ、このままで雨の日には乗りたくないです。何かカバーをつけねば。。。

インプレ、調整後の変化など、追々追記します。


《インプレ》
特に変化なし。
レスポンス対策は別でやります。


その前に、作業開始早々、ドラシャのブーツが破けてるのを発見・・・orz
またデフを開けるのか???