2008年4月20日
フロントブレーキを交換します。
買った当初から鳴きがひどく、恥ずかしいくらいなので何とかしたかったので丸ごと交換します。
純正は住友製4ポットで、ローター径約300mm。
インプでそのうちブレンボにしようと色々情報は集めていたので、GT−Rでもやってみることにしました。
ブレンボといっても色々あります。
今回はとりあえずオークションで探してたら出てきたフェラーリ456GT用ブレンボ流用の
オリジナル品です。
ラジアルマウントではないです。
画像はロゴを消すために塗装した後です。
ピストン径はφ46とφ38で大きいです。
ノーマルはφ40.4×2で20%ほど面積が増えます。(住友ブレンボはφ44、φ38)
効きは良くなりますが、ブレーキタッチがスポンジーになります。
この辺はまた後ほど。
ここで、ピストンの材質について。
いわゆる国産車のブレンボは住友が製造しており、ブレンボキット(F50とかロータスキャリパー)
や、ポルシェ純正などの外車用キャリパーとは違います。
よく言われるのが本体の剛性ですね。どちらもアルミで鋳造なのは同じで、材質が違うといわれています。
が、個人的にはあまり大差ないのでは、と思います。
で、私が考える大きな違いはキャリパーピストンの材質です。
住友製は国産車全般で標準的な鉄製でメッキ。ブレンボ製は?です。
あくまで推測の域は出ませんが、アルミ製なのは間違いないかと思ってます。
根拠は、軽いから。また、はっきりとブレンボはアルミ製と書いているHPもありました。
キャリパーピストンの機能を考えた時、パッドの熱を伝えないほうがフルードのベーパーロック対策になり、
主な金属材質で熱が伝わりやすい材質で並べると、アルミ>鉄>ステンレス>チタンです。
セラミックは複合材質なので、自由自在とまでいかなくても、断熱材等で使われているように
ほとんど熱を伝えない材質もあります。
そして重量(強度考慮)で並べると、軽い順に、チタン≒アルミ<ステンレス≒鉄となります。
レース用ブレンボ(本体鍛造アルミ)では、ピストンがチタンまたはステンレス+チタンです。
ウィルウッドはステンレス。AP(ブレンボグループ)はステンレスまたはステンレス+チタン。
そして、レース用でないブレンボはアルミらしいです。
ポルシェ用6potでセラミックピストンもあるそうです。(黄色いピストン)
今回流用した456GTもピストンは軽いのでアルミ製のようです。
ただし、黒いのがどういう表面処理なのか、分かりません。
また調べられたら報告したいと思います。
当時はスゲーって思った純正4pot。
現在はダメなキャリパーの象徴?
ローターは安いD社のもの。穴なし。(純正はドリルド)
ベンチレーション内部の空洞?が小さく、非常に重そうです。
ホースの取り回しがややこしいです。(縦に走ってるのはABSの配線)
マルチリンクのため、こうなってしまうようです。
今回は、ホースまで付いたキットモノなので、全部使いません。
ナックルを迂回してキャリパーへ行ってます。
ホースにお金掛けてます(笑
さすがバブル時代?
ブラケットの画像撮り忘れ。。。
ローターは純正ブレンボ用の純正。324φ。
D社製と全然出来が違います。値段も違いますが。
パッドはブレンボ標準品で、裏板(薄い板)にも偏磨耗防止の切欠きがあります。
裏板、実は重要なのかも知れません。これが仮にチタンで出来れば・・・なんて妄想もしています。
ナックルと干渉するため逃がし加工します。
ナックルがアルミなので、削るのは簡単です。
ホースは干渉するところにはゴムで保護。
適当なステーで吊りました。
当然車検は不可能です。
要対策です。
組み付け終了。
17インチ(R33純正)ではこんな感じ。
<インプレ>
エア抜きが完全に出来た状態で、タッチが少し甘いかな?というぐらい。
でもあまり効きません。というか、初期がないので、ゆっくり走ってても踏力が必要です。
パッドのサイズを調べたら、住友ブレンボと同サイズだったので、オーションでCC−X(エンドレス)
の中古を2000円で落札。
裏板もちょっと改善して、なんとか満足できるフィールになりました。
鳴きはほとんどありませんので、満足してます。が、見直しは必要です。
2009年1月
見直ししました。
まず配管。キノクニで手配したアダプターで純正のパイプ部をキャリパーに接合し、
ホースはAPPのステンメッシュに変更。車検対応仕様にしました。
また、パッドを、前後エンドレスの新商品MX72に。
2月に筑波(TC2000)を走る機会を得たので、さらに冷却を考慮し、BNR34
のような導風板を取り付け。
20分の全開走行では全く大丈夫でした。
2009年3月
猛練でぐっさんに乗ってもらい、フィーリングも合格?頂きました。